[第6回]キャリアアップの面接対策:人間関係で後悔しない転職先の見分け方

人間関係の見分け方

転職先の条件として、人間関係の良さを重視しています。でも、入社しないと分からないので不安です。
入社前に「人間関係の善し悪し」を見分ける方法はありませんか?

という疑問に答えます!

僕は何度か3回転職していくなかで、人間関係が良いところ良くないところ、両方経験しました。
その経験から得た「人間関係で後悔・失敗しない転職先の選び方・見分け方」をお伝えします。

見分けるポイントは、

  1. 行動指針があり、浸透させる活動がなされているか
  2. 面接以外のカジュアルな機会で会ってみる
  3. 社内にいる「少数派の働き方をしている人」への理解をどう深めているか

「入社してから人間関係で失敗したくないな・・」
と思うあなたの参考になればうれしいです!

人間関係の悩みを減らすには?

人間関係に悩む人は多いですよね。
うまく仕事が回らなかったり、上司とソリが合わないならなおさら・・。

まず、大前提として伝えたいのは、

「どうしてもウマが合わない、価値観が違いすぎる人はいる」
ということ。

10人いたら、

・気があう 2人
・普通 6人
・ソリが合わない 2人

という感覚です。
2人くらいであれば、割り切ってしまうのも手です。

転職前の人間関係見分け方その1:行動指針があり、浸透させる活動がなされているか

「入社前に完璧に判別できる」というわけではありませんが、ある程度の判別ができる方法はあります。

それは、「行動指針があり、浸透させる活動がなされているか」をみること。

行動指針とは、「当社の従業員はこう考えて行動すべき」と具体的に表現されたモノです。

例えば、Googleの行動指針は

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
・1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
・遅いより速いほうがいい。
・ウェブでも民主主義は機能する。
・情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
・悪事を働かなくてもお金は稼げる。
・世の中にはまだまだ情報があふれている。
・情報のニーズはすべての国境を越える。
・スーツがなくても真剣に仕事はできる。
・「すばらしい」では足りない。

となってます。
Googleの社員はこうあるべき。というのが明確ですよね。

なぜ、行動指針があると良いかというと、「無いと困る」と考えているから。

逆に言うと、あった方が企業にとって得られるものが大きいから、行動指針を定めているわけです。
もちろん、ただ行動指針を決めているだけじゃダメですよね。

日頃から行動指針を浸透させる取り組みをしているかどうか
その上で、社内の人に話を聞いてみると、人間関係の善し悪しをある程度判別できます。

転職前の人間関係見分け方その2:社内の人を知る

社内の人を知る方法は3つあります。

  1. カジュアル面談の機会を使う
  2. 転職フェアで企業担当者に合う
  3. 代表・メンバーのSNSをみる

カジュアル面談の機会を使う

ひとつめの社内の人を知る方法は、「カジュアル面談」を使う方法。

求人サイトwantedlyで行なっている仕組みが有名ですね。
カジュアル面談の良いところは、お互いにかしこまった話をしなくても良い点にあります。

ただ、僕の経験・友人の体験談だと

「これは面接前提なのか?それとも軽い面談なのか?」

という探り合いから始まるケースが多いです。
探り合いから始まると、貴重な面談の時間がムダになり、非効率的です。

なので、僕は

「今回はカジュアルに話を聞きに来ました。現段階で面接の意思はありませんが、お互いに働く上での価値観が合えば面接を希望したいと考えています」

と最初に宣言していました。
そうすれば、相手の方もムダな探りをしなくて済みますからね。

カジュアル面談をする際に参考にしてみてください!

転職フェアで企業担当者に合う

転職フェアをご存じない方のために解説すると、

「複数の会社が一つの会場に集まって、会場に来た転職希望者に企業アピールをする」

という転職イベントです。

カジュアル面談に近いものがあって、企業側も

「面接前の人柄判別の機会」
として位置付けていることが多いようですね。

転職フェアのメリットは、

採用担当や現場担当者が来ることがほとんどで、中には部長など人事・チーム権限が強い人と直接話せる場合も多い点。

なので、「御社には行動指針が定められていますが、浸透するためにしている活動はありますか?」と直接メンバーに聞くことができます。

「1社1社聞いて回るのは大変だな・・」
という人は、転職フェアへ行ってみると良いですよ!

代表・メンバーのSNSをみる

3つめの「社内の人を知る方法」は、メンバーのSNSをみること。

コーダーは何かしらのSNSをしていることが多いですよね。

ツイッターだけでなく、Qiita、github、noteなど。
企業の技術ブログで情報発信をしている会社も多いです。

ここから、Qiitaやnoteなどで発信していないか「Qiita 会社名」などで調べてみましょう。

・会社でどんな取り組みをしているか
・日頃どんな視点で仕事を見ているか

情報発信をする、って意外と大変です。
でも、情報発信をする人は「誰かの役に立てたらうれしい」と思ってやっている人が多いんですよね。

そんな人がいるチームは、同じように「みんなで成長できたら良い」と考えている傾向が強いように思います。
SNSの情報発信から行動指針が浸透しているか?を推察できます。

転職前の人間関係見分け方その3:「少数派の働き方をしている人」への理解をどう深めているか

人間関係の善し悪しを判断するのに重要なポイントに

「大多数の人と異なる環境・ライフスタイルを持つ人への理解をどう深めているか」
がある、僕は思っています。

ざっくりとした言葉でいうと、「多様性の理解」。
具体的にいうとたとえば、「時短・子育てを重視したい人への理解」。

人はどんな時にイライラや怒りなどのマイナスの感情を感じるかというと、「自分の価値観と異なる人に出会ったとき」なんです。

特に独身の人にとって、子育てをする生活は想像もつきません。
僕自身も、独身の頃から理解していたつもりでしたが、

・知識としてある
・経験としてある

この2つは、やはり雲泥の差。

意識して取り組みや社内情報発信をしないと、

子供がいる人は早く帰れていいよね

なんていう、「他人との違いを理解しない風潮」が生まれかねません。
そんな会社は、人間関係が良いとは言えませんよね。

具体的な質問例としては、

  • メンバーの中で子育てに積極的な人はいますか?
  • チームでは、どんな価値観を重視していますか?
  • 時短などフルタイムとは違う働き方を推進していますか?

など。
メンバーに関するプライベートな質問に答えられることが、良いリーダー。とは限りません。

ですが、少なくとも「チームワークを高めるために日頃からコミュニケーションを図っている」ということが読み取れますよね。

人間関係の善し悪しを聞くなら、転職エージェントに聞いてみる

人間関係を良くしようと真摯に取り組んでいるところは、経営上の重要課題と位置付けているはずですよね。
そういった会社では、

・人格を否定するような言動
・論理的でない行動
・非建設的な言動

は起こりにくい傾向にあります。

なので、

「人間関係の善し悪しはどんな会社にもある問題だと思うが、よくするためにどんな取り組みをしているか?」
と聞いてみると良いですよ。

カジュアル面談や転職フェアの場所でも聞きづらいと感じるなら、転職エージェントに代わりに聞いてもらうのが、オススメ。

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  1. 4,000件を超える案件数
  2. 年間累計3000回以上の企業訪問
  3. 専門用語・最新技術の話ができる

と、自分では聞きづらい・聞いて回るのが大変な情報も、転職エージェントに依頼することで効率よく情報を集められます。
他にも、条件交渉・面接日調整・職務経歴書添削もしてもらえるので、あなたの転職の強力なサポーターとなってくれること間違いなしです!

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以上、「キャリアアップの面接対策:人間関係で後悔・失敗しない転職先の選び方・見分け方」という記事でした。
ではでは。

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