Kindle辞書機能の設定と使い方完全ガイド|多言語対応で読書がもっと楽しくなる

読書中にわからない単語に出会った時、辞書を引くのって面倒ですよね。
でも、Kindleならわからない単語を長押しするだけで、瞬時に意味が表示される辞書機能が搭載されているんです。
「設定がよくわからない」「英語以外の言語にも対応してるの?」「辞書が表示されない時はどうすれば?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Kindleの辞書機能について、基本的な使い方から多言語対応、トラブル解決まで、わかりやすく解説していきます。
設定方法もステップごとに説明するので、初心者の方でも安心して活用できますよ。
Kindle辞書機能の基本的な使い方

辞書機能って何ができるの?
Kindleの辞書機能は、読書中にわからない単語や熟語を瞬時に調べられる便利機能です。紙の本だと辞書を取り出して調べる必要がありますが、Kindleならたった3秒で意味を確認できます。
主な特徴
- 単語を長押しするだけで辞書が起動
- オフラインでも利用可能(事前ダウンロード必要)
- 調べた単語は自動で単語帳に登録(端末のみ)
- 複数の辞書を切り替えて使用可能
【Kindle端末】基本的な使い方
ステップ1:辞書のダウンロード 初回利用時は辞書をダウンロードする必要があります。
- 本を開いて、調べたい単語を長押し
- 「辞書がありません」と表示されたら「↓」ボタンをタップ
- Wi-Fi接続を確認してダウンロード完了まで待機
ステップ2:辞書を使って単語を調べる
- 調べたい単語を指で長めに押す
- 単語がハイライトされたら指を離す
- 辞書のポップアップが表示される
ステップ3:辞書の切り替え
- 設定メニューから「端末オプション」を選択
- 「言語と辞書」→「辞書」をタップ
- 使いたい辞書を選択して「OK」
【Kindleアプリ】スマホ・タブレットでの使い方
基本操作
- 調べたい単語を長押し
- 画面下部に辞書が表示される
- 初回は「↓」をタップして辞書をダウンロード
辞書の切り替え方法
- 単語を選択して辞書を表示
- 「日本語-日本語」部分をタップ
- 利用したい辞書(英語-日本語、Japanese-Englishなど)を選択
- 「↓」をタップしてダウンロード
多言語辞書の設定と活用法

Kindleが対応している言語
意外と知られていないのが、Kindleの多言語対応です。実は、多言語の翻訳機能が搭載されているんです。
一部の言語は無料または有料で追加もできます
対応言語一覧
- アジア系: 中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、日本語、ヒンディー語
- ヨーロッパ系: 英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語
- その他: アラビア語、オランダ語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語、フィンランド語など
翻訳機能の使い方
単語の意味だけでなく、文章全体を翻訳することも可能です。
操作手順
- 翻訳したい文章を選択(長押ししてスライド)
- 「翻訳する」をタップ
- 言語設定(例:「英語→日本語」)を確認・変更
- 翻訳結果が表示される
辞書の追加・管理方法
新しい辞書を追加する
- マイライブラリから「辞書」フォルダを開く
- 追加したい辞書を選択してダウンロード
- 設定から使用する辞書に変更
Amazonサイトから一括管理 より効率的な管理方法として、Amazonのウェブサイトからも辞書を管理できます。
- Amazon.co.jpにログイン
- 「アカウント&リスト」→「コンテンツと端末の管理」
- 「端末」タブから対象のKindle端末を選択
- 「辞書およびユーザーガイド」を選択
- 配信・削除を一括操作
よくあるトラブルと解決方法

辞書が表示されない・ダウンロードできない
症状: 単語を長押ししても辞書が表示されない、またはダウンロードが0.0%から進まない
解決方法: 端末の再登録
- Amazon.co.jpの「コンテンツと端末の管理」にアクセス
- 「端末」タブから問題のある端末を選択
- 「登録の解除」をクリック
- Kindleアプリまたは端末を再起動
- 再度Amazonアカウントでログイン
この方法で辞書のダウンロード状況がリセットされ、正常にダウンロードできるようになります。
Kindle for PCで「辞書がダウンロードされました」エラー
症状: PC版で辞書の問題チェックに×マークが表示される
解決方法
- 任意のKindle本を開く
- 単語を選択してメニューから「辞書」を選択
- 辞書がダウンロードされる
- ヘルプメニューの「問題を確認」で解決を確認
辞書の動作が重い・遅い
原因: 長期間の使用で辞書データが蓄積されている
解決方法
- Kindle端末を再起動
- 不要な辞書を削除
- 単語帳データのバックアップ後、一部削除を検討
上級者向け活用テクニック
単語帳機能でボキャブラリーアップ
Kindle端末には、調べた単語が自動で登録される単語帳機能があります。
単語帳の活用方法
- 読書中に調べた単語は自動で単語帳に登録
- メニューから「単語帳」を開いて一覧表示
- フラッシュカード機能で復習
- 覚えた単語は「習得済み」に分類
フラッシュカードの使い方
- 単語帳画面下の「フラッシュカード」をタップ
- 単語が表示されるので意味を思い出す
- 覚えている場合は「習得済み」をタップ
- 矢印(>)で次の単語へ進む
Word Wise機能で英語学習を効率化
英語学習者に特におすすめの機能が「Word Wise」です。
Word Wiseとは
- 難しい英単語の上に簡単な英語での説明が自動表示
- 辞書を開く手間なく読書を継続可能
- 英語を英語のまま理解する力が身につく
設定方法
- 英語の本を開く
- 画面上部をタップしてメニューを表示
- 「Aa」→「その他」→「Word Wise」をオンに設定
- 表示量を調整(多め/少なめ)
単語帳データの外部活用
上級者向けのテクニックとして、単語帳データを他の学習ツールで活用する方法があります。
手順概要
- Kindle端末から「vocab.db」ファイルを取得
- オンラインツール「Fluentcards」でデータを変換
- Anki、Memriseなどの学習アプリにインポート
この方法により、Kindleで蓄積した学習データを、より高機能な暗記アプリで活用できます。
Wikipedia連携で深く理解
辞書だけでは物足りない場合、Wikipedia機能も活用しましょう。
使い方
- 単語を長押しして辞書を表示
- 辞書画面を横にスワイプ
- Wikipediaの情報が表示される
- 「Wikipediaに移動」で詳細情報を確認
※インターネット接続が必要です
まとめ
Kindleの辞書機能は、設定さえ理解すれば読書体験を大きく向上させてくれる優秀な機能です。
この記事のポイント
- 基本操作は単語を長押しするだけ
- 23言語以上の多言語翻訳に対応
- トラブル時は端末の再登録で解決
- 単語帳機能で効率的な語学学習が可能
- Word Wise機能で英語学習がより快適に
特に語学学習をされている方にとって、Kindleの辞書機能は心強いパートナーになってくれるはずです。調べた単語が自動で単語帳に蓄積され、フラッシュカード機能で復習もできるなんて、まさに現代の学習ツールといえますね。
「辞書を引くのが面倒で読書が進まない」そんな悩みを抱えている方は、ぜひKindleの辞書機能を活用してみてください。きっと、読書がもっと楽しく、もっと有意義な時間になるはずです。
最初は設定に少し手間がかかるかもしれませんが、一度設定してしまえば、その後の読書ライフが格段に快適になります。今日からさっそく、Kindleで新しい読書体験を始めてみませんか?