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[実体験から学んだ]夫婦で意見が合わない時、意見の違いを交渉する方法

夫婦で意見の違いを交渉する方法

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話し合いをするつもりだったのに、いつの間にか白熱して話したかった事とは違う言い合いに・・。
ケンカにならず意見の違いを交渉するには、どうすればいいの?

という疑問に答えます。

夫婦で意見が違うとき、ありますよね。
子供の習い事、進路、資産運用、などなど。

話し合いをするつもりだったのに、いつの間にか白熱して話したかった事とは違う言い合いに・・。

なんて経験ありませんか?

夫婦でも考えや価値観は違う。
分かっているはずなのに、いつの間にか言い合いになってしまう。

僕もあります。

でも、「意見の違いを交渉する方法」を学んでからは、言い合いになる回数がグッと減りました。

この記事が少しでも参考になれば、うれしいです!

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そもそも、なぜ話し合いは平行線になりやすい?

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そもそも、何で話し合いは平行線になりやすいんだろう?

夫婦の話し合いに限らず、仕事でも話し合いの場を経験したことある方は多いかと思います。
そんなとき、

「何だか、結論が出ないまま話し合いが平行線だなぁ……」

と感じたこと、あるんじゃないでしょうか?

これはなぜかというと、人は「会話の落とし穴」にハマりやすいから。

会話の落とし穴とは、

  • 自分が正しいことを証明したい、示したい
  • 自分は良いことをしていると感じたい

という、心理状態のこと。

会話の落とし穴にハマる心理

この心理状態になってしまうと、
「なんとか意見を通してやろう」「相手の間違いを正してやろう」という論調になってしまいます。

その後の人間関係が続いて行かないような場合の話し合いであれば、良いかもしれません。

議論に勝てば、自分の希望を通すことができます。

でも、夫婦関係を続けていくのであれば、会話の落とし穴にハマったままだと、難しいですよね。

じゃあ、どうすればいいのか?

方法としては、「話し合いの前提条件を整える」ことが大切になります。

まずは話し合いの前提条件を整える

どうすれば意見の違いを交渉できるか、という方法論を実施する前に「話し合いの前提条件」を整えておくと、話し合いもスムーズになります。

言い換えると、

「意見を出してもいい」
「安心して話ができる」

という心理的安全性を作り出すことで、結果的に交渉しやすい話し合いができるようになります。

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具体的にどうすればいいの?

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ポイントは2つあるよ!

なんのために話し合うのかを伝える

話し合いの前提条件「お互いの意見でちょうどイイところを探したい」と伝える

話し合い、と聞くと

「自分の意見を通したい!」
「自分をコントロールされそう。負けないようにしなきゃ!」

なんて身構えてしまう人もいるかもしれません。

でも、話し合いは、どちらか一方だけが正しくてどちらかだけが正しくない。なんてケースは少ないですよね。

個人の価値観や好み、経験によることも多々あります。

なので、1つ目の話し合いの前提条件としては、

「自分の希望だけをのんでほしくて、あなたの意見を却下したいわけではない。お互いの意見のちょうど良いところを探したい

と伝えること。

こうすることで、相手は

「自分の意見も含めて、より良い方法を探せるんだな」

と、安心して話ができるようになります。

話し合いのルールを作る

話し合いのルールを作る

2つ目の話し合いの前提条件は、「話し合いのルールを作る」という点。
これは、議論を円滑に進める技術[ファシリテーション]でも、よく使われるルール。

ルールの例としては、

  • 相手の話を最後まで聞く
  • 過去の話を持ち出さない
  • 怒ったり泣いたりしない
  • 話をするときは他のことをしない

などが設定できます。

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そうだよね。話をしたいと思っているのに、スマホ触ってたりTV見てたりしたら話し合いにならないもんね。

「わざわざルールとして決めなくてもできるのでは?」

と思うかもしれません。

確かに、相手も同じルールを知っていて守っているなら、ルールとして決めなくてもいいと思います。

ただ、相手に伝えていないのであれば、必ずしも相手も同じ考えでいる。とは限らないですよね。

「こんなの当たり前でしょ」
思い込んだまま話を進めると、話し合いがこじれる原因になりかねません。

なので、「話し合いのルールを決める」のがオススメです。

交渉できなくなりやすい話し合いのやり方

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交渉できなくなりやすい話し合いやり方をしなければ、うまくいくよね。
こんなやり方はNG!みたいなパターンはある?

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いろいろあるけど、よくあるパターンを紹介するね!

口だけで話を進める

交渉できなくなりやすい話し合いやり方の1つ目は「口だけで話を進める」ということ。

口だけで進めようとすると、言葉の意味やイメージの違いですれ違いが起きやすくなります。

「そんなつもりで言ったんじゃないのに、違う意味で捉えられてしまった」

僕自身も経験あります。

相手を変えようとする

交渉できなくなりやすい話し合いやり方の1つ目は「相手を変えようとする」ということ。

意見の違いを客観的に見たとき、

どちらか一方だけが正しくて、どちらかだけが正しくない。

なんてケースは少ないですよね。

間違いを正してやろう。という姿勢で話し合いをすると、相手は変えられたくない・コントロールされたくない、と感じるため、交渉できなくなります。

交渉できる話し合いのやり方

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何となく分かってきたけど、交渉できるようにするには「NGパターン」の逆をすればイイんだね。

紙に書きながら話す

交渉できる話し合いのやり方1つ目は「紙に書きながら話す」という方法です。

これは、手帳に書いた目標を達成する「振り返り」の方法[忙しいワーママ・ワーパパにこそオススメ] でも紹介した「KPT(ケプト)」という考え方のフレームワークを使うと、スムーズな話し合いができます。

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KPTを話し合いで使うと、どんなメリットがあるの?

KPTで話し合いをするメリット

意見の違いが交渉できなくなるとき・受け入れられないとき、どういう構図になっているかというと、

自分 対 相手

という構図になっています。

ですがKPTを使うと、「課題に感じていること・解決する方法」が明確になっているため

私たち 対 問題

という構図に変えることができます。

なので、相手を責めたりすることなく、解決方法を話し合える。ということですね。

伝え方を変える

交渉できる話し合いのやり方2つ目は「伝え方を変える」という方法です。

これは「私は〜と思う」「私は〜をしたい」というように、主語を自分に変えて伝える(アイメッセージ)方法です。

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それだけ?言葉を変えるだけで話し合いしやすくなるの?

たとえば、どちらの方が「聞き入れ安い」と感じますか?

Youメッセージ

あなたは、こういう点が良くないと思う。今のままでは、家族にとってベストじゃないと思う。
なので、こうして欲しい。

Iメッセージ

私はこういう状態が家族にとってベストだと思う。でも、今のままでは難しいと感じる。
なので、こうしたい。

伝えている内容は、ほぼ同じ。

・今の状態は家族にとってベストじゃない
・だから変えたいことがある

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Youメッセージは、「分かってる!分かってるけど・・」って言い訳したくなりそう

人は、自分の正しさを示したいと思うため、Youメッセージで伝えられると反論したくなってしまうんですよね。

なので、アイメッセージで伝えることで、

自分 対 相手

という構図ではなく、

私たち 対 問題

という構図に変えることができます。

まとめ

「夫婦でケンカにならず意見の違いを交渉する方法」として、

  1. 話し合いの前提条件(ちょうどイイところを探したいと伝える、話し合いのルールを決める)
  2. 意見の違いを交渉する方法(紙に書きながら話す、伝え方を変える)

をお伝えしました。

少しでもあなたの参考になれば、うれしいです!

ではでは。
野沢 謙介(@thundergirl6063)でした。

今回のオススメ・参考書籍

なぜこの人はわかってくれないのか

31の思考のエクササイズを通して、相手を説得する方法ではなく、自分と向き合う考え方・対立しない考え方を学べる本。

サクサクと読める本ではなく、じっくりと読む本です。

リーダーのためのファシリテーションスキル

場の作り方から具体的なファシリテーションのやり方まで、まとまった1冊。

・話し合いが進まない
・対立や責任のなすりつけあいばかり

という人にオススメです。