子供をしつけようとしても、言うことを全然聞いてくれない。
ついつい怒鳴ってしまい、自己嫌悪・・・。
一体、どうしたらいいの??
という、疑問に答えます!
2歳児の頃と比較すると
・ある程度の会話ができる
・自分で行動できる
など、子供自身ができることも増えてきます。
ただ、同時に自己主張も強くなって、
「なんでいうことを聞かないの!」
と、イライラすることも増えてきますよね。
わが家の娘も3歳。
「なんでも自分でやりたい」
という時期を迎えています。
最近の悩みは、「子供をコントロールするような言い方」をしてしまうこと。
よくないと思いつつ、正直どうしていいか分かりませんでした・・・。
そんな時、「人間関係を壊す7つの致命的な習慣」というものを知りました。
「致命的な習慣」をやめて「いい習慣」を取り入れたところ、少しずつ親にも子供にも変化が。
よく言いがちなセリフを具体例にあげて、
- 人間関係を壊す、7つの致命的な習慣
- 人間関係をよくする、7つのいい習慣
それぞれを紹介します。
もくじ
人間関係を壊す7つの致命的な習慣ってなに?
「人間関係を壊す7つの致命的な習慣」は、アメリカのウィリアム・グラッサー博士が提唱した、「選択理論」のひとつ。
なんだか難しそう・・
ね、なんだか分かりにくいですよね。
「選択理論」を紹介した本は500ページ近くあり、読むのが大変です。
そこで、分かりやすく読みやすくまとめられたのが「人生が変わる魔法の言葉」。
なんだか怪しげですが、怪しくないですw
「人生が変わる魔法の言葉」は、
・子供や夫婦間でついつい言ってしまう「人間関係をこわす」言葉
・「人間関係が良くなる」言葉
それぞれを100ページくらいにまとめられた本。
サラッと読めるので、
「言うことを聞いてくれない!どうしたらいいの!」
と悩んだ時に、気軽にくりかえし読める本です。
人間関係を壊す7つの致命的な習慣
人間関係を壊す7つの致命的な習慣をまとめると、次の通り。
- 批判する
- 責める
- 罰を与える
- 脅す
- 文句を言う
- ガミガミ言う
- 褒美で釣る
具体的にどういう言い回しなのか、
・僕自身が言ってしまっていたこと
・街中で親が子供に言ってるのを聞いたこと
・自分が言われてきたこと
を例として、あげてみました。
批判する
- OOちゃん(OOくん)のためを思って言ってるんだよ
- 前に言ったでしょ
- ダメっ
- OOしないで
余裕がないと、つい言ってしまう言葉ばかり・・・。
責める
- OOちゃん(OOくん)のせいでこうなっちゃったよ
- どうしてしなかったの?
- だめだって言ったのにやるからでしょう
これも親が子供を怒るときに、いいがち・・。
罰を与える
- 勉強しないならゲーム捨てるよ
- お手伝いしないなら、おやつなしだよ
罰を与える、ってカンタンにコントロールできそうな気がしちゃうんだよね
脅す
- ちゃんとやらないと、もうおやつあげないよ
- OOしないと、サンタさん来ないよ
これもよく聞く言葉・・。
誕生日プレゼントもらえないよ、とかね。
文句を言う
- うるさい
- 黙って
- 静かにして
静かに!って言われても、分かんないよね。
ガミガミ言う
- わかった?
- 聞いてる?
- ちゃんとやりなさいってなんども言ってるでしょ
子供の頃「うるさいなぁ、分かってるよ」と思っていたのに、親になると言ってしまう負のループ・・。
褒美で釣る
- ちゃんとできたら、おもちゃ買ってあげるよ
- お片づけしたら、おやつをあげるよ
これもついつい言っちゃいがち・・。
次第に、ごほうびが無いとやらなくなる危険性。
人間関係を良くする7つのいい習慣
じゃあ、どんな習慣であれば人間関係を良くするのか。
まとめると次のようになります。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
傾聴する
- OOちゃん(OOくん)は、どんな風にやりたかったの?
- OOちゃん(OOくん)は、どう思う?
親自身の考え方や価値観ではなく、相手の考えを聞く。
支援する
- OOちゃん(OOくん)ができるように手伝うよ。
- OOちゃん(OOくん)ができるために、パパやママに何をしてほしい?
「人生が変わる魔法の言葉」では、
宿題をせずに遊んでいるシーンに対して、
「相手をコントロールするのではなく、支援を与える言葉かけ」が例として書かれています。
できるように助けてあげるのがいいよね。
励ます
- OOちゃん(OOくん)なら、できるよ。
- 今回はできなかったね、でも次はきっとできるよ。
- 前より出来るようになったから、少しずつできるようになってるよ!
できなかったことより、できた・できるようになったことに注目するのがポイント!
尊敬する
- OOちゃん(OOくん)、できたね!尊敬する!
できたこと・やってくれたことを当たり前と思わないのは大事だね。
信頼する
- OOちゃん(OOくん)はできるって信じてるよ。
- OOちゃん(OOくん)は約束守れるって、パパママは信じてるよ。
信じる、ってある意味プレゼントだと思う。
受容する
- OOちゃん(OOくん)は、こうしたかったんだよね
- ぶつけて痛かったよねぇ、はしゃぎすぎちゃったんだよね
「人生が変わる魔法の言葉」では、
「ジュースをこぼしちゃった」というシーンの声かけ例として、
行為を責めるのではなく、「おきてしまった原因や理由」に注目した言葉を選んでいます。
気持ちを理解して共感してもらうと、すごく落ち着くよね。
意見の違いを交渉する
- パパママはこうしたいけど、OOちゃん(OOくん)はどうしたい?
- パパママはこうすると良いと思うけど、OOちゃん(OOくん)はどう思う?
ダメ、と一方的にいうのではなく、「自分と違う意見もある」と伝える!
親が7つのいい習慣を身につけるには?わが家でしていること
- いつも目につくところに貼っておく
- 夫婦お互いに気をつけて、できていない時は伝える
いつも目につくところに貼っておく
ポイントは、「いい習慣」を書くこと。
してはいけないことを書くと、
してはいけないこと→すべきこと
のように、脳内で変換しないといけません。
一方、「いい習慣」を書いた場合は、
「すべきこと」
しか書いていないため、シンプルに理解できます。
僕自身は、いつでも見えるようにスマホの待ち受けにしています。
毎日見ることで、悪い習慣を良い習慣で上書き!
夫婦お互いに気をつけて、できていない時は伝える
「致命的な習慣」を知った時、僕自身が「致命的な習慣」ばかりしていたことにショックを受けました。
そりゃ、よくならないよな。と。
身についた習慣はなかなか変えられません。
でも、
身についた良い習慣も変わりにくい
ということ。
わが家では、客観的視点を持つ。
つまり、自分のパートナーとお互いに気をつけて注意し合う。ということをしています。
もちろん、夫婦で注意し合うときも
できてないじゃん!こないだ言ったよね?次できなかったら、罰金ね!
というような「致命的な習慣」を使うのではなく、
疲れやイライラがたまってくると大変だよね、少しずつできるようになるよ!
と、「いい習慣」で伝える。
そうすれば、夫婦も子供もきっと良い関係を築いていけますよね。
パートナーの理解や共感があまり得られない時は?
理解や共感を得られない場合は、
「いい習慣」のうち、毎週ひとつだけ気をつけてみない?
と、提案してみると良いですよ。
7つを同時に進めるのは大変です。
初めて聞いた人なら、もっと大変。
でも、
今週は、子供のやりたいことを否定せずに聞くようにしよう!(傾聴する)
のように、ひとつだけだったらできそうですよね。
パートナーに対しても、
「いい習慣を意識すれば、自分たちも怒鳴ったり怒ったりしなくてもすむ。だから、今週はこれだけ気をつけてみない?」
と伝えて、たったひとつだけ取り組んでみる。
そうすれば、少しずつ家族みんなで変わっていけるはずです!
7つの致命的な習慣-まとめ
まとめとして、「人間関係を良くする7つのいい習慣」をもう1度のせておきます。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
最初から、全てをやろうとすると
意識しているのにできてない・・
と自己嫌悪に陥ってしまいます。
また、本自体はすぐ読み終わってしまうため、読むだけでは変われません。
あせらず、ひとつずつ、すこしずつ。
変わろうと思ったなら、きっとできますよ。
以上、「3歳児がいうことを聞いてくれないと悩んでいた時に変えた[7つの致命的な習慣]」という記事でした。
例文集がのっている分かりやすい本ならこちら
しっかりと選択理論を読みたい方はこちらがオススメ。