制作会社に勤めて4年になりました。次にステップアップするために、そろそろ転職を考えています。
転職にはスキルアップが必要だと思いますが、どんなスキルがあれば転職しやすいでしょうか?
という疑問に答えます!
僕は30歳になってから未経験でWeb業界に転職しましたが、今は自分が希望する業界に勤務することができています。
ですが、他の人と比べてスキルが高いわけではありません。
コーダーの中で見れば、どこにでもいるレベルです。
・30歳からの転職
・スペシャリストなスキルがあるわけでもない
・学歴が優れているわけでもない
そんな僕でも希望する業界へ転職できたのは、常に「逆算思考」で考えてきたから。だと思っています。
キャリアアップ転職をしたい、と考えているあなたに向けて
- なぜコーダー転職に逆算思考が必要なのか
- コーダー転職に逆算思考がどんな風に役立つのか
- 逆算思考でコーダー転職するには、具体的にどう考えればいいのか
をお伝えします!
少しでも、あなたの参考になればうれしいです。
なぜキャリアアップ転職に逆算思考が必要なのか?
コーダーが転職をしようとするとき、他の言語を勉強してスキルアップを目指す人が多いかと思います。
確かに幅広いスキルがあると、それだけ転職先の幅が広がるように思いますよね。
でも、日々仕事をしながら勉強するとしても、学べる時間は限られています。
もう一つ、勉強しようと思った時に多くの人がやることが「資格を取得すること」。
僕自身はIT資格を持っていませんし、転職に必要かと言われれば不要だと思っています。
確かに資格を持っていれば、ある程度のアピールになるかもしれません。
資格所有を必須とする求人もあるかもしれません。
ですが、資格はあくまで補助的なもの。
例えば、あなたが人事担当だったとしましょう。
次の2人から求人応募があったら、どちらの人を採用しますか?
- 資格は持ってるけど、実務経験がない人
- 資格は持ってないけど、実務経験が豊富な人
資格が必須条件じゃない限り、多くの採用担当が「2」の人を選ぶと思います。
コレ、コーダーのキャリアアップを考える上で多くの人がハマりがちなケースなんですよね。
じゃあ、どうするのが良いかと言うと、「逆算思考」で必要なスキル・経験を身につけていくことが重要です。
コーダーの転職にこそ必要なスキル、逆算思考とは?
キャリアにおける逆算思考とは、
自分がなりたい姿・働き方を目標にして、そうなるには何が必要か?何をするべきか?
を考える方法。
逆に、今できることから目標を定めたり、働き方を選ぶことを積算思考と言います。
「今できることから選ぶことの何がダメなの?」
と思うかもしれませんね。
確かに、新卒や20代前半であれば、比較的学ぶ時間を多くとれて良いかもしれません。
与えられた業務をこなしていけば、リーダー経験や新しい取り組みをさせてもらってスキルアップ。というケースもありえるでしょう。
仮に、結婚して子供がいたら勉強できる時間は限られてきますし、目の前の仕事だけをこなしているだけでは。効率よくスキルや経験を身につけていけないでしょう。
じゃあ、どのようにして30代のコーダー転職で必要なスキルを身につけていけば良いのか?
そこで必要となるのが、「逆算思考を使ってキャリアを描くこと」です。
コーダーの転職には逆算思考でキャリアを描く
逆算思考でキャリアを描く場合に必要なポイントは、たったひとつだけ。
それは、
「企業の課題から考える」
こと。
まず、積算思考でキャリアを描く場合を考えてみます。
積算思考でキャリアを描く場合、スタート地点は「自分自身」があります。
自分が興味ある新しい言語を勉強したり、資格をとるために勉強します。
新しい言語や資格をとることで、
と企業に売り込んでいくわけです。
じゃあ、逆算思考はどのようにキャリアを描いていくか?
スタート地点には、
「企業が課題としていること」
があり、逆に考えていきます。
例えば、「チームリーダーとしてプロジェクト管理・マネジメントできる人が不足している」という課題を感じている企業があって、その企業に入りたいとします。
この場合、
「プロジェクト管理・マネジメントの経験が必要」
となりますよね。
そうすると、今すべきことは資格をとったり新しい言語を学ぶよりも、マネジメントの勉強・経験を積む必要がある。ということが分かります。
次に、マネジメントの勉強・経験をするには?誰から学ぶ?どんな本で勉強する?と考えていくのが、「逆算思考」のキャリアの積み方です。
- 「自分がした」勉強・実績を積んで雇ってくれる企業を探すのが「積算思考のキャリア」
- 企業の課題解決に必要なスキル・経験を積んでいくのが「逆算思考のキャリア」
じゃあ、どうすれば企業の課題を知ることができるのか?
その方法はズバリ、「面談で聞くこと」
今は、wantedlyやカジュアルミーティングなど、本格面接の前に「採用側と応募側が人柄をみる」ことができる機会が多いですよね。
書類では分からない分かりにくいことをお互いに知ってから、面接をするパターンが多くなっています。
「チーム・会社として、どんなことを課題と感じていますか?課題に対してどんな取り組みをしていますか?」
と聞くんです。
僕も転職にあたり、何社かに同じように聞いてみました。
答えとして返ってきたのは、どの会社もだいたい同じ。
その課題を解決するために必要なスキル・経験・勉強を重ねていけば、資格を取るよりもずっと効率的にキャリアを描いていくことができる、というわけです。
今回はここまで。
以上、「[第2回]コーダーのキャリアアップに欠かせないスキルセットは逆算思考」という記事でした。
ではでは。
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