[第7回]キャリアアップ転職の面接対策:口下手でも伝えたいことを上手に伝える方法

[第7回]キャリアアップ転職の面接対策:口下手でも伝えたいことを上手に伝える方法

面接で上手く話せなかったらどうしよう。転職面接で上手く自己アピールできなかったらどうしよう・・。
と不安になります。

口下手でも上手に伝えられる。

そんな方法はないでしょうか?

という疑問に答えます!

分かります、その気持ち。
かくいう僕も口下手です。

ノザワ
聞きたいこと・伝えたいことが多すぎて、うまく伝えられないことの方が多いです・・

でも、何度も転職内定をもらってきました。
上場企業のコーダー部門からオファーを頂いたこともあります。

「口下手な人でも面接で失敗せず、上手に自己PRして印象を残す方法」は、

「業務での失敗例と改善策」をまとめた資料を使って、

  • どんな失敗をしたか
  • その失敗はなぜ起きたか
  • どのように対応したか
  • 同じ失敗を起こさないようにどのように改善したか
  • その後、どうなったか

を伝えること。

くわしく解説していきますね。

口下手なコーダーでも面接でうまく自己PRするには?

口下手なデザイナー・コーダーが面接での失敗を避ける方法

しゃべるのが苦手。
じゃあ、しゃべらなければいいんです。

資料にしゃべってもらいましょう。

面接の時には、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ(実績)を持っていきますよね。
これだけじゃダメです。不十分です。

だって、他の面接者も持ってきていますからね。
自分よりもキレイでよくまとまったポートフォリオや、高いスキル・優れた実績をアピールされたら、自分以外の候補者が採用されるかもしれません。

なので、

他の人は伝えないけど、相手が知りたいこと

をアピールするのがオススメ。

失敗例と改善策をまとめて、資料にして見せる

僕が使っていたのは「失敗例」をまとめた資料を使って、

  • どんな失敗をしたか
  • その失敗はなぜ起きたか
  • どのように対応したか
  • 同じ失敗を起こさないようにどのように改善したか
  • その後、どうなったか

を伝えていました。

これならスライドの通りしゃべればいいので、口下手でも大丈夫ですよね。

「失敗例なんか話したら、ダメなやつだと思われませんか・・?」
と思うかもしれません。

ですが、大切なのは

「失敗したかしてないか、よりも失敗したときにどう行動したか」

多くの人が自分を良く見せようとするなら、逆をいこう

多くの人は面接で

「自分をよく見せよう」
「すごそうに見せよう」

とします。

そんなことをすれば、自分より経験や実績を積んでいる人と比較されたら、不採用になりかねません。
経歴や技術で比較したら、上には上がいますからね。

人と同じ土俵で戦わないこと。
そのために、「失敗例と改善策をまとめて、資料にして見せる」ことで、人と差別化できます。

失敗例を話すメリット その1

面接は「評価の高かった実績や自慢できることをアピールする場」と考えている人は多いんじゃないでしょうか?

でも、普通のことをしていて、他の応募者より「この人は良い人材だ」と思ってもらえるでしょうか?
それに、「良い実績」って、よほど良くない限り目立ちません。

人と違うことをして自分の価値を伝えれば、印象に残りやすくなります。
それに資料を渡しておけば、応募先社内の決済者にも同じように伝わります。

失敗例を話すメリット その2

誰だって失敗をしますよね。
過去に失敗してこなかった人はいないでしょう。

先ほども言いましたが、大事なのは失敗をどう反省し活かしてきたか。

少し考えてみてください。
あなたが採用担当者だったら、「失敗をどう反省し活かしてきたか」が分かる人材がいたら、どう思いますか?

ちょっと会って話を聞いてみたいと思いますよね。

物事の失敗を活かして反省して次につなげてきたのであれば、しっかりとそれを伝える。
そうすることで、きっとあなたの魅力が伝わるはずです。

失敗例事例集の使い方

<img src="https://tsukuru-blog.com/wp-content/uploads/2018/07/job-change-becomes-disa3.png" alt="" width="680" height="390" class="aligncenter size-full wp-image-5058" />
資料を使って話いわったら、「何か気になる事例はありましたか?」と聞いてみましょう。

何かしら質問をもらったら、答える。

「〇〇さんは似たような経験はありますか?その時どうされましたか?」と聞いてみるのもアリ。
仕事に対する価値観が自分と合うかを確認することができます。

ポイントは、人のせいにしないこと。
たとえ、原因が誰かにあったとしても100%悪いということはないですよね。
お互いのコミュニケーション不足が原因で起きたということも考えられます。

「上司のミスで・・・」とか言ってしまうと、

「あ、この人は何か失敗したときに人のせいにするタイプなんだな」とマイナスな印象を与えてしまいます。
たとえ、100%悪かったとしても、

その出来事から何を学びとったか

という視点で話せるとベストですよ。

人事や採用担当が本当に求めていること

口下手なデザイナー・コーダーが面接での失敗を避ける方法

会社が人を雇うって、どういうことだと思いますか?
結論から言うと、会社にとっては、雇った人が支払う給与よりも大きな成果を出してもらうことが目的なんです。

例えば、あなたが100円の本を仕入れてメルカリで売るとしましょう。
この本を90円で売ったりしませんよね。

必ず101円以上で売るはずです。
なぜなら、儲からないから。

人を雇うということも同じなんです。
100円で仕入れて、101円以上で売れるようにする事と一緒。

仮に、あなたに30万円の給与を支払うとしたら、30万円を超える価値を生んでくれないと意味がありません。
「人は物じゃない!」と思うかもしれませんが、経営者にとって「人を雇うことは物の仕入れと同じ」なんですね。

つまり、採用担当が求めているのは、支払う給与以上の価値を生み出せる可能性を感じる人。
それも出来るだけ多く価値を。

社員教育をするのも同じことです。
純粋にあなたの成長を願っているわけではなく、教育に投資することでより効率よく価値を生み出してもらうために社員教育するんですね。

で、価値を生み出してもらったら、生み出す力を回復させるための費用として給与を払う。
だから、給与は”後払い”なんです。

ちょっと話がずれましたが、採用されるか否かは「支払う給与以上の価値を生み出す能力があると感じてもらえるかどうか」です。
そのためには、「オリジナルであること・希少であること」をアピールする。

そこで有効なのが、やる人が少ない「失敗事例資料を作って話す」という方法です。

資料作りに自信がない時は?

資料を作って渡す方法の良いところは、「自分がいなくても社内の他の人にもアピールできる」という点。
なので、資料の作り込みは重要です。

ポイントは、

  • 短時間でも要点が簡潔に分かる
  • 話さなくても資料を見れば失敗への取り組みが分かる

せっかく資料を作ったのに、見づらかったり理解しにくかったりしたら、台無しです。

「そんなこと言っても、プレゼン資料なんて作ったことない・・!」

という方には、プレゼン資料に特化したデザイン指南本

・一生使える見やすい資料のデザイン入門
・一生使えるプレゼン上手の資料作成入門

この2冊がオススメ。
読みやすく伝わりやすい資料作りのノウハウが凝縮されていますよ。

図解やイラスト・資料作成のビフォーアフターが丁寧に解説されている良書です。
どちらも2,000円近い本ですが、買う価値は十分あります。

試しに読んで見たい、という方は、アマゾンの月額読み放題サービス「Amazon kindle unlimited(アマゾン キンドル アンリミテッド)」の対象本になっていますので、利用してみて下さい。

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口下手・説明下手の人が面接でやりがちな失敗

口下手な人には2種類のタイプがいます。

しゃべるけど、話がまとまらないタイプ
・質問に対して答えがまとまらない
・たくさん伝えようとして、結局伝わらない
しゃべるのが苦手で、伝えられないタイプ
・自信がなさそうに話す
・声が小さくボソボソ話す

あなた自身は、どちらのタイプでしょうか?
僕は「しゃべるけど、話がまとまらないタイプ」です。

おそらくですが、「理路整然と論理的に話せる人」よりも「口下手・説明下手な人」の方が、割合として多いと思うんですよね。
だからきっと、上手く伝えられない自分はダメだなぁ・・と思わなくても大丈夫です。

まとめ

口下手なコーダーが面接での失敗を避ける方法として、

・独自資料を使って説明する
・失敗談と解決策をセットで話す

をお伝えしました。

口下手でも資料を使うことで落ち着いて話すことができ、かつ印象に残す面接ができます。

ぜひ、チャレンジしてみて下さいね。

さて、次は面接で必ず聞かれる、

「何か質問はありますか?」

という質問に対する対策をお伝えします。

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