制作会社でコーダーをしていますが、事業会社に転職したいと思うようになりました。
事業会社に転職する時に知っておいた方が良いことはありますか?
という疑問に答えます。
もし今アナタが制作会社に勤めていて、事業会社に転職したいと思っているなら「制作スキル以外の知識」を持つことを強くオススメします!
なぜなら、「制作会社と事業会社ではコーダーに期待されるスキルが全く違うから」です。
僕は制作会社・事業会社両方を経験してきたので、それぞれの会社で求められることが良く分かります。
僕が事業会社に転職する際に勉強しておきたい、知識として身につけておいた方が良いと思うジャンルは4つ。
それは
- 自分の価値を上げる考え方
- モノを売る時の考え方
- 会社の数字の見方
- マーケティング
この4つ。
それぞれの考え方を身に付けられる本を紹介します!
目次
コーダーの転職の役立つ本「必ず食える1%の人になる方法」
まず1冊目は「自分の価値を上げる考え方」が身につく本。
この本は「事業会社に転職に役立つ」というよりは、「市場価値を上げるキャリアの作り方」が書かれています。
アナタもコーダーとして働きながら、
「自分はどんな風にキャリアを積んでいけば良いんだろう?」
と悩んだことはありませんか?
そんな悩みに答えてくれる1冊。
この本の主題となっているのは、「7つの条件をクリアすると100人に1人、1%の人」になれるということ。
その条件とは、
- パチンコをしない
- ケータイゲームをしない
- 本を読む
あとの3つは、あなたがどんな働き方をしたいかによります。
「スキルを伸ばしていくのにも、上には上がいて限界がある・・」
と悩むなら、ぜひ読んでみてください。
コーダーの転職の役立つ本「売り方の真髄」
事業会社は、何かモノやサービスを売って利益を得る会社ですよね。
お客さんは一般消費者であったり、会社だったり色々です。
個人的に事業会社でコーダーをする人に欠かせないのは「売り方」だと思っています。
事業会社のコーダーはデザインやシステムを作ることが仕事ではないんですよね。
事業として売っているものやサービスを利用するお客さんが困っていることを解決するためにデザインやシステムを作ることが仕事。
なので、「お客さんがコレに困っているから、このシステムを作る」という考え方がとても大事だと思っています。
・お客さんの困っていることを解決するには、どういう視点で見たら良いか?
そんな考え方を学べる本です。
コーダーの転職の役立つ本「会社の数字 基本と常識」
3つめは、「会社の数字の見方」。
個人的には、コーダーも会社の数字を見れた方が良いと思っています。
制作会社・事業会社どちらも経験してきて分かったんですが、事業会社の方がより数字にシビアです。
・このシステム改修をすることで、売上にどれくらいの影響があるのか
・利益、損失を考えるとやるべきか?それとも、もっと良い方法があるんじゃないか
など、事業目線で意見や提案ができれば、転職だけでなく働き始めた後もきっと役立ちます。
あなたの周りに会社の数字に強いコーダーはたくさんいますか?
あまり居ないですよね。
だからこそ、会社の数字を見たうえで根拠ある仕事をできるコーダーは重宝されます。
オススメ!
コーダーの転職の役立つ本「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」
4つ目は、「マーケティング」。
先ほどもお伝えしましたが、事業会社は「何かモノやサービスを売って利益を得る会社」です。
お客さんに買ってもらうには知ってもらわないといけないですよね。
買ってもらうために、
・どんなものを求めているか
・欲しいと思っている人に届けるには
・どういう状況であれば買ってもらいやすいのか
そのための活動が「マーケティング」です。
僕は、このマーケティングを支えるシステムやデザインを作るのが、事業会社コーダーの仕事。と考えています。
この本では、大阪にあるテーマパーク「ユニバーサルスタジオジャパン」が売上V字回復した経緯と使用したマーケティングの考え方が書かれています。
テーマパークの事例ですが、マーケティング入門本として情報量が厚く、マーケターの人からも絶賛されている本。
机上の空論ではなく実際の例がたくさん書かれているため、理解しやすく読みやすい1冊ですよ。
事業会社に転職するとき、制作スキル以外を持っていると歓迎されやすい理由
制作会社では、できるだけ短い期間に高品質を出すことが求められます。
これは制作会社が、
受注→制作→納品→請求
という、「作って売る」シンプルなビジネスモデルだからです。
売上を増やすには、
・受注金額を高くする
・1年間で作る量を増やす
どちらになります。
なので、
- 高品質であること(高く売れる)
- 早く作れる(たくさん作れる)
というスキルを持つ人が重宝されます。
一方、事業会社では、webサイトやシステムはあくまで売上を上げる手段のひとつ。
いろんなビジネスモデルがあるので一概には言えませんが、ものすごくふわっと表現すると
集客→販売→売上
というビジネスモデル。
売上を増やすには、販売するモノの
・商品単価を上げる
・商品販売数を増やす
・リピート回数を増やす
いずれか、または全てになります。
なので、デザインをしたり、システムを作ることが直接売上を作るわけではないんですね。
事業会社では、マーケティングの知識などに基づいて「売上を作れる根拠」がある人が重宝されます。
最新技術である必要はなく、大事なのは「事業の売上アップに貢献できるか」。
そのために、
- モノを売る時の考え方
- 会社の数字の見方
- マーケティング
という知識があると、事業会社に転職する時に役立ちます!
まとめ
事業会社に転職したいコーダーに役立つ本として、
- 自分の価値を上げる考え方
- モノを売る時の考え方
- 会社の数字の見方
- マーケティング
4つの本を紹介しました。
少しでもアナタの参考になればうれしいです!
以上、「事業会社に転職したいコーダーに役立つ本」という記事でした。
ではでは。