[第4回]コーダーが面接で評価される実績作り方

[第4回]フロントエンドエンジニアが面接で評価される実績作り方

近い将来に転職を考えていて、次の転職先で評価されるような実績を作っておきたいと思っています。
どんなことを実績として提示したら評価されるでしょうか?

という疑問に答えます!

こんにちは、野沢 謙介(@web_thundergirl)です。

転職におけるセオリーとして、

・転職すると年収は下がる
・希望の業界に行けることは少ない

と言われます。
でも、転職で評価される実績を提示すれば、年収アップも希望する業界への転職も可能なんですよ。

実績の作り方ポイントは、次の3つ。

  1. プロジェクトをより良くする提案した実績
  2. 自ら勉強して業務外でカタチにした経験・アウトプット
  3. 自分で課題・解決策を見つけ行動した実績

ひとつずつ、解説していきますね。

コーダー転職で評価されるために大事なポイント

転職で評価されためには、

「何ができるかよりも、できることで何をしてきたか」

が重要です。

あなたが面接官に実績をアピールするとしたら、どんなことを伝えますか?

・××系サイト 15ページ フレームワーク利用コーディング
・◯◯系サイト 30ページ スクラッチコーディング

という経験をしてきました。とかでしょうか?

残念ながら、開発歴を伝えるだけでは、高評価を得ることはできません。

なぜなら、あなたよりも開発歴が長い人が同時に応募してきていたら、開発歴が長い人の方が採用されやすくなるから。

もしあなたが採用担当なら、経験が短い人よりも経験が長い人を採用したくなりますよね?

「開発歴」だけでは、人と単純比較されてしまうんです。

つまり、応募者が

「この人は、他の応募者とは違う。採用する価値があ流。」

と感じてもらう「実績」を見せる必要があります。

そのために僕がオススメするのは、次の3つです。

コーダーが転職する時に評価される実績その1:プロジェクトをより良くする提案した実績

コーダーが転職する時にどんな会社でも評価される実績の作り方

  • コーポレートサイトを作りました
  • Webサービスのバックエンドを実装しました

これだけを転職先で提示しても、あまり大きく評価はされません。
言ってしまえば、参加したプロジェクトで制作するのは、当たり前なんですよね。

だってコーダーなんですから。

じゃあ、どんな実績を提示すれば良いかというと、

「開発側目線で、制作物をより良くするためした提案実績」

があると良いです。

コーダー目線で

・より効率よく運用するために提案したこと
・工数を短縮できた方法

などの実績をまとめておく。
「こういう案件の時は、より良くするためにこんな提案をしてきました。」という内容ですね。

そうすることで、

ノザワ
言われたことだけをやるコーダーじゃないですよ

と伝えることができます。

コーダーが転職する時に評価され実績その2:自ら勉強して業務外でカタチにした経験・アウトプット

コーダーが転職する時にどんな会社でも評価される実績の作り方
業務外で勉強したり、新しい言語を学ぶコーダーは多いですよね。
ただ、本やセミナーを受けてサンプルプログラムを作るだけで終わってしまう人も多いんじゃないでしょうか?

実際に面接で、

「何か実績としてみられるサイトなどはありますか?」
と聞くと、サンプルとして作っただけで実務経験はない。と答える人が多かったです。

これは、すごくもったいない。

githubに公開してもいいですし、qiitaやはてなブログにまとめるだけでも良いんです。
ただ公開するだけでも、多くの人は「面倒くさい」と感じてやりません。

多くの人がやらないからこそやる。
そうすることで、他の応募者と差別化できます。

ノザワ
たとえヘタでも、他の人の目に見える形にしないと伝わらない!

コーダーが転職する時に評価される実績その3:自分で課題・解決策を見つけ行動した実績

コーダーが転職する時にどんな会社でも評価される実績の作り方
3つめは、「自分で課題をみつけ、解決策を考え、実行した」

という実績。

課題とは、例えば

・いつも納期間近になると残業が増える
・よく要件定義もれが発覚する

など。
他にも、

・チームのモチベーションが下がっている
・コミュニケーションが活発でない

というのも、チームによくある課題ですね。

今あなたが働いている職場・チームにも、そういった「課題」「不満」「不公平感」「問題」がありませんか?
あるからこそ、あなたは転職を考えているのでは?

そういう問題は、どの企業にも少なからずあります。
だとしたら、「課題」を解決した実績・課題解決に取り組んだ実績がある人を採用したいと思うはずですよね。

「与えられた業務が忙しくて、それどころじゃないよ!」
と思うなら、なおさらチャンスです。

・忙しいから
・めんどくさそうだから
・自分の仕事じゃないから

そういってやらない人と、

・忙しくけど、取り組めばチーム全体の効率が上がるから
・めんどくさそうだけど、全体工数が下がるから
・自分の仕事じゃないけど、やりたいから

と言って、問題解決に取り組む人。

どちらが評価されるかは明白ですよね。

ノザワ
業務外の問題解決する。ということが、実は評価される!

まとめ

コーダーが面接で評価される実績作り方をまとめると、

  • 会社の利益を阻害している問題点はないか
  • 問題を解決するにはどんな方法があるか
  • 解決策を実施する
  • 実施した結果、さらに良くする方法を考え実施する

となります。

これができる人は、希少です。
希少だからこそ、転職で必ず評価されます。

日頃の業務やチーム全体の流れを見渡して、

・効率を妨げていることはないか?
・不満を生んでいる事象はないか?

ということを見つけて、自主的に解決に取り組んでみてください。
その実績は必ず高く評価されます!

以上、「[第4回]コーダーが面接で評価される実績作り方」という記事でした。

野沢 謙介(@web_thundergirl)でした。

ではでは。

次の記事へ
>>[第5回]コーダーがキャリアアップ転職するときの会社選び方