[第8回]コーダーがキャリアアップ転職面接ですべき3つの質問

[第8回]フロントエンドエンジニアがキャリアアップ転職面接ですべき3つの質問

面接で必ず聞かれる「何か質問はありますか?」という質問。
どんな質問すればいいですか?

という疑問に答えます。

だいたい、面接の最後に

「何か質問はありますか?」

と聞かれますよね。
これ、面接の時間の中でも重要な場面。
あなたがする質問の内容によっては、合否を分けるかもしれないくらい重要です。

僕は、コーダー採用担当経験もあって、

「そんなこと、会社のサイトや求人情報に書いてあるじゃん・・」
と思うことも、

「へー!その質問は面白いなぁ」
と思うこともありました。

この記事では、僕自身が採用担当をしていたときに、

ノザワ
この質問は採用と応募側のミスマッチが減りそうで良い!

と思った質問から

  1. 質問1.あなたが考える「良いチーム・チームワークの定義」を教えてください
  2. 質問2.どうしてこの会社を続けてこれましたか?
  3. 質問3.仕事をしていて、家族や友人に誇れることはなんですか?

この3つを紹介します。

質問1.良いチームとは?チームワークとは?

1つ目の質問は、

ノザワ
良いチームってどんなチームだと思いますか?チームワークが発揮される、というのはどういう状態ですか?

です。

この質問が面白いなと思ったのは、

「どんな想いで働いているかが分かる」

という点。
チームワークについて、じゃなくても構いません。

「良いコミュニケーションってどんなものだと思いますか?」
でも同じですね。

要するに、「意味が人によって変わりやすい、あいまいな言葉」のとらえかたを聞く。ということです。

実際に採用面接で聞いてみた

チームリーダーとチームメンバー、僕の3人での面接だったんですが、

リーダーは、
「仕事が終わった後に気軽に飲みにいける関係」
と答えました。

メンバーの方は、
「仕事の時間内で成果を出せること」
と答えました。

どうでしょう?何かチームの課題が読み取れませんか?(笑)

つまり、あいまいな言葉の意味ほど、個人の価値観や働き方が込められていることが多い。
解釈が違ってきやすいんですね。

メンバーの回答に対するリーダーがする反応からも、現場の空気が読み取れます。

例えば、こんなリアクション。

  • メンバーの意見に驚いた表情を見せる
  • ウンウンとうなずく

驚いた表情を見せたのであれば、普段からチーム内の意思疎通が図れていないのかもしれません。

ウンウンとうなずいたのであれば、リーダーが同じように考えている。
もしくは、メンバーの意見を尊重しつつもチームとしての価値観も大事にする。というチーム作りをしている可能性を読み取れます。

どんなときに使うと良い?

この質問を使う面接は、

「実際に働く時間が長いチームメンバーやチーム長が面接官であるとき」

にするといいですよ。
人事部との面接の場合にも聞いても良いですが、人事部の人とは気があってもチームメンバーは違う価値観を持っているかも。

現場に近い人に聞いて自分の考えと似ていれば、転職した後に違和感を覚えることも少なくなります。

質問2.どうしてこの会社を続けてこられたのか?

転職後の違和感を防ぐには?入社して後悔しないためにすべき3つの質問
2つ目の質問は

ノザワ
勤続何年目ですか?どうしてこの会社を続けてこられたんですか?

この質問も、人によって回答がバラバラです。

「社長が好きだから」

と答える人もいれば、

「仕事内容と取引先が好きだから」

と答える人もいます。

仮に、「社長が好きだから」と答えたら、

「社長のどんなところが好きですか?」
と質問してみると、会社のトップが従業員に対してどのように接しているかが、分かります。

それは、決して求人情報には載らない、本音の答えである可能性が高いですよね。

もし、面接官が入社歴の浅い人だったら?

社歴が長い人に聞くのは良いけど、社歴が浅い面接官だったらどうすれば?

と、思うかもしれません。
それでも大丈夫です。

社歴が浅い面接官の場合は、
「入社してから分かった、会社・チームの良い点」
を聞いてみると良いですよ。

よくない点は、リーダーの前で答えづらいですが「良い点」なら答えやすいはずです。

質問3.仕事をしていて、家族や友人に誇れることは何ですか?

転職後の違和感を防ぐには?入社して後悔しないためにすべき3つの質問
3つ目の質問は、

ノザワ
この仕事で家族や友人に誇れることは、どんなことですか?

この質問も、人によって回答はさまざま。
仕事内容について話す人、チームメンバーについて話す人もいます。

「誇りに思うこと」を聞くことで、

・相手の人柄
・大切にしている価値観
・会社へチームへの想い

などが分かりますよね。

その回答が共感できるものであれば、転職後に違和感を覚えることは少ないんじゃないでしょうか。

特に、あなた自身が、

給与や福利厚生なども大事だけど、やりがいや仕事の楽しさが大事

と考えているならば、ぜひ聞いてみて欲しい質問です!

逆に、答えるまでに時間がかかったり、的を得ない答えの場合は「仕事を楽しいと思っていない」可能性が・・・。

働くことに関する価値観は人それぞれですが、どうせ働く・同じ給料をもらうなら、

「仕事はつまらない」
と考えているより、

「仕事をワクワク楽しくしたい」
と考えている人と仕事をしたいですよね。

転職先を選ぶ前に考えておくべき大事なこと

転職後の違和感を防ぐには?入社して後悔しないためにすべき3つの質問
あなたは今、

「来月末には会社をやめてやる!!!」

と考えていますか?
たぶん違いますよね。

なんとなく、

「今より条件が良くて、給料が高いところがあれば転職しても良いかな」

転職しようと思っている人の多くは、きっとそんな感じでは?

決定的ではないにしろ、辞めるか続けるかモヤモヤしている。
そこへ、自分の価値観では許せないことが起きると、辞めるか転職。

転職したことがある人なら、思い当たるところがあるんじゃないでしょうか。

この状態で転職活動をすると、

・給与
・福利厚生
・求人情報からわかる会社の雰囲気

といった、表面的なことだけで転職を決めてしまうと、転職後に違和感を覚える可能性が高くなります・・。

そうならないために、転職先を選ぶ前に考えておくべきこと。
それは、

  • 自分はどんな働き方をしたいか
  • 何を大切にするのか
  • 自分自身は何を企業に提供できるか
を考えて固めておく、これが重要です。

会社員というと、一般的には「会社に雇ってもらっている」という風潮が強いようですが・・。

それは間違っています。

僕らは会社に「労働力」を売って、売った対価としてお金を受け取っています。
決して、会社に雇われて働くということは会社から一方的なものではないんですよね。

よほど特殊な業種でない限り、「この会社でしかできない」という仕事は基本的にはありません。
同じ商品やサービスを売る「ライバル会社」があるはずです。

そんなライバル会社を含めて、

あなた自身がどんな働き方をしたくて、働くことについて何を大切にするのか

それらの「あなたの希望」と、

会社に対して何を商品として売れるのか。

提案力?
営業力?
主体性?
技術力?

それら「商品」を交換するのが、「会社に勤める」ということなんです。
つまり、企業が条件提示する給与や福利厚生だけを見て、転職先を選ぶと後悔しやすい理由は

「自分はどんな働き方をしたくて、何を大切にするか」

が無いからなんですね。

ノザワ
表面的な給与や制度だけに惑わされないようにしましょう

まとめ

転職面接ですべき3つの質問として、

  1. 質問1.あなたが考える「良いチーム・チームワークの定義」を教えてください
  2. 質問2.どうしてこの会社を続けてこれましたか?
  3. 質問3.仕事をしていて、家族や友人に誇れることはなんですか?

ぜひ転職面接で聞いてみてください。
あなたの納得できる答えが聞けるかもしれません。

以上、「[第8回]コーダーがキャリアアップ転職面接ですべき3つの質問」という記事でした。

ではでは。

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